ぱいんはうす岸英明の「世界はグーチョキ天パー」ブログ

ぱいんはうすの岸英明です!悩める天然パーマ達の味方です!世界はグーチョキパーで皆違うからあいこでしょ?ふんわり日常の思ったことを書いていきます。

セミに対して法的措置をとりたい

夏が来てしまった。

 

またヤツらがやってくる。

 

土の中から無尽蔵に現れ、宙を飛び交い、けたたましく鳴き叫び人々に恐怖心を植え付ける。

ヤツらが倒れ動かなくなっても絶対に近づいてはならない。死んでいるようでもそれはただの擬態に過ぎない。こちらの存在に気付いた瞬間、突然狂ったように暴れ出し、襲いかかってくる。

ヤツらは夏期に現れ、欲望に駆り立てられるがまま、全力で叫び・暴れ・狂い・散っていく。

生態は似ているが、“ヤツら”というのはフェスの狂気じみた若者達でも、クラブのパーリーピーポーのことでもない。

 

 

 

邪悪なる連中の名は・・・

 

 

 

 

「セミ」

 

 

 

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閑さや岩にしみ入る蝉の声

――松尾芭蕉

 


この有名な句により、市民権を得てしまったセミ達は夏の風物詩としてもてはやされ、調子にのりまくっている。
何故ヤツらが害虫に認定されていないのか、僕には理解できない。
クマゼミ光ファイバーケーブルに卵を産み付けるために害虫認定らしいが、僕の言いたいことはそういうことではない。

 

 

セミが人に与える実害というのはズバリ3つだ。

  1. 騒音レベルにうるさい
  2. 見た目が気持ち悪い
  3. 死んでいると見せかけて生き返り突然襲いかかってくる

 

 

1.に関して、どのくらいの大きさなのかネットで調べたところ、セミの鳴き声は70~90デシベル程の音らしい。工事などで法的に騒音と認められるのが90デシベル以上というからその大きさはとてつもない。

いくらセミのセックスアピールとはいえやりすぎだ。高倉健みたいに寡黙でいぶし銀なセミはいないのか?

ちなみに、麻雀牌をかき混ぜる音が80デシベル
麻雀牌のかき混ぜは十数秒だからいいが、あんなのを延々聞かされてたら頭がおかしくなる。受験生などは勉強に集中できず、人生を棒に振ってしまうことになりかねない。

 

 

2.に関してはもはや説明するまでもないだろう。飛ぶし、そこそこでかいし、もうやばい、きもちわるい。いきなり肩にくっついてきたら失禁は免れない。

 

 

3.について、巷では俗に「セミファイナル」とか言うそうだ。歩道にセミが転がっていると、いつ動き出すのかびびってしまって通れない。あの害虫の王ゴキブリでさえ人が近付いたら逃げるし、クラブのチャラチャラしてる若者だってガチマッチョ外国人が来たら道をあけるのに、セミどもは生き返った直後にわめき散らしながらこちら側に向かって突っ込んでくる。
このセミファイナルをくらうのが体の弱い人だったら、驚いて心臓が止まってしまうかもしれない。そんなことになったら一大事だ。

 

 

つまり、人間にとってセミは『落第・失禁・心肺停止』の3大リスクがある、恐ろしく有害な生物なのだ。

 

 

もしここまで読んでも、「セミは全く悪くない」と言う人がいるのであれば想像してみてほしい。

 

 

あなたの隣の部屋にはクソ気持ち悪いおっさんが住んでいる。
隣のおっさんは何故か麻雀牌を朝から夜までずっとかき混ぜている。
あなたはさすがにうるさいと感じ、苦情を言おうとおっさんの部屋に行く。
様子がおかしい。麻雀牌をかき混ぜる音が突然しなくなり、中からドサッという音がした。
ドアのカギは開いていて、中を見るとおっさんが倒れている。
あなたが声を掛けようと近付いた瞬間、おっさんは突然暴れ狂い、叫びながら全力であなたに向かって突進してくる。

 

 

あなたは恐怖どころか死をも覚悟するだろう。

 

 

セミのやっていることは、このおっさんと全く同じだ。

セミ肯定派の方もさすがに納得いただけたと思う。

セミは紛れもなく人類にとって有害であり、命すらも脅かす危険な存在なのである。

 

 

そこで、僕は人類のためセミに対して法的措置をとるべく、知人の東大卒イケメン弁護士にLINEで相談することにした。

 

 

質問1「セミの騒音に対して法的措置はとれるのでしょうか。また、法的責任は誰にあるのでしょうか」

回答1「自然にいるセミには法的責任はない。よって、法的措置もとれない」

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あれだけの事をしておきながら、法に抵触せず責任すら問われない。なんてやつらだ。
しかしもっともだ。やつらには知性というものがない。責任を追及しようと思う方が無理かもしれない。とすると、泣き寝入りなのか?いや何かあるはずだ。このまま奴らを野放しにはできない。

 

 

 

質問2「セミの騒音が大きくて困った場合はどこか通報するところはあるのでしょうか。また、セミに対して責任を負う者はいないのでしょうか」

回答2「東京都環境局に騒音について相談すれば、期待はできないが何かしらの対策を講じてもらえるかもしれない。法律で規制されている騒音は事業者が出すものに限られており、自然にいるセミには管理者もおらず、法的責任を負う者は誰もいない」

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絶望した。セミに対して法律は何の効力もないということか。我々はただあの騒音に耐え、道に転がっているセミに怯えながら生きるしかないということなのか。
いや、まだ手はある。これはやりたくなかったが、強行手段に出るしかない。

 

 

 

質問3「個人で勝手に薬剤など用いて駆除を行った場合は法的に問題はないのでしょうか」

回答3「ない」

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まじすか!!!!!!!
これは予想外だった。公園などにいるセミを個人が勝手に駆除しても法的には問題ないらしい。鳥などは鳥獣保護法で守られているが、基本的に虫は守られていないとのことだ。

 

 

そうとわかったら話は早い!!!駆除してやる!!!駆逐してやる!!

 

 

ぶちころしてやる・・・・あんな・・・やつら・・・・

・・・・・・

・・・・

・・・

 

 

俺は・・・

・・・

 

俺は一体何を言っているんだ・・・・。

 

あいつらだって同じ地球に住む生き物じゃないか。

セミだって悪気があってやってるわけじゃないんだ。

あいつらだって生きるために必死なんだ。

それを何だ。

昆虫よりも後に現れた人間がちょっと文明を手に入れたからって調子に乗り、自分達の邪魔だから殺すなんて・・・。

やってることはどこかの国の独裁者と同じじゃないか。

そんなの間違ってる。

人間にはそんな権利はない。

 

セミよ。

同じ地球上の生物としてうまくやっていこうじゃないか。

 

 

ただひとつだけ。

 

 

ひとつだけ聞いてくれ。

 

 

 

死んだふりだけはマジ勘弁して!!!

びびるから!!!!

 

 

 

 

おわり

 

金スマに出演した話(社交ダンス企画)

2016年7月15日オンエアーだった、

中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金スマ)の社交ダンス企画にて

キンタロー。さんの新パートナーとして登場させていただきました。

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「ぱいんはうす」としても一瞬でしたが、紹介いただき感無量でした。

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ロペスです。

 

 

 


いや、岸英明と言うんです、本当は。

 

 


光栄なことに収録の中で、中居さんにロペスと命名していただき、まわりの人達からもロペスと言われるうちに、もしかすると僕は岸英明などではなく、本当にホセ・ロペスなのではないかと思い込みました。後日、DeNAの練習に当たり前のように参加しようとしたところ、「誰だお前は!!?」と球団関係者に怒鳴られ、ようやく自分が岸英明であることを思い出しました。

 

 

 

 

という夢を見ました。

 

 

 

 

社交ダンスというのは「ラテンアメリカン」と「スタンダード」という2ジャンルのダンスがあります。

僕は、今回踊ったスタンダードについては経験・知識ともに乏しく、燕尾服を着るのも始めてでしたし、試合に出るのももちろん初めてでクソほど緊張しました。

 

スタンダードの練習に入る前、
「ラテンに比べてスタンダードはなんかラクそうだし、体力とか余裕だろ(笑)」
などと思っていた僕がバカでした。

クソほど疲れます。だいぶヤバいです。特に三角筋がヤバいです。デルトィドマッスルがヤバいんです。

今回出た試合は2種目戦だったのでまだギリ大丈夫でしたが、これがワルツ・タンゴ・スロー・クイックの4種目戦だったら、失禁してしまうかもしれません。

 

下品な言葉ですみません。
でも、ああ見えて相当ハードなダンスであることは確かです。

 

 

 



 

山本アナ・市來玲奈ちゃん組との対決、1試合目は多摩での大会でしたが、正直最初に2人の踊りを見た瞬間、

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というジョジョの名シーンが頭に浮かびました。

 

 

結果もその予感通り、タンゴ・スロー両方オール1位で僕達(キンタロー。・ロペスペア)に軍配が上がりました。

 

 

 

その約1ヶ月後の2試合目。
キンタロー。さんの舞台などが忙しく、あまり2人での練習ができないまま臨んだ北九州での大会。

練習がやや不足していたとはいえ、前の山本アナの踊りから考えると「まあ多分いけるかな」といった感覚はありました。

 

しかし1次予選、山本アナのワルツを見て焦りました。

「格段に動きがでかくなっているうぅ!!!!完成度も高い!!!こいつあぁやべええ!!!!・・い・・・いや、落ち着け・・・落ち着くんだ・・・」

僕は素数を数えて落ち着こうとしました。

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しかし、その悪い予感は的中し、結果としてワルツで負けました・・・。

タンゴは多摩大会の時にまあまあ練習してたので何とか勝てました。

 

総合結果としては、ジャッジがつけた得点の内訳で、何とか僕達が優勝をとる事ができました!!

 

それはそれは大変嬉しかったです!!!

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本当に危ない試合でした!!!

 

まさに僅差!!!!

 

かなりやばいと思っていたので、優勝が決定したときは安堵で本気で泣きそうになりました。

 

本当やばかった。

首の皮一枚つながりました。

 

 

 

 

まあそれはそうと・・・、

 

 

 

 

・・・これからが本題です。

 

 

 


ここからが僕にとって大事な部分です。

 

 

 

番組冒頭に出した、

 

 

僕の腹筋・・・

 

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撮影時点ではこうでしたが、

 

 

 


今はこうなんです!!!!!!(2016年7月中旬)

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あの時より遥かに絞れてます!!!!

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夏に向けて絞ってるんです!!!

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あの多摩大会のときから6キロ以上減量しました!!!!

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それだけが言いたい!!!!

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それだけ言わせて下さい!!!!

 

それを言いたいがためにこの記事を書きました!!!!

 

ナルシストか!!!

 

はい!!!そうです!!!!

 

以上!!!

 

【おまけ】

あの伝説のブロガー熊谷真士さんにも記事に取り上げてもらいました!!!

是非見てください!!!!

manato-kumagai.hatenablog.jp

 

俺達はデュエリストだ!!!~中学時代のヒエラルキーについて~

ただただ無意味に駆け回り、恥じらいもなくふざけ合い、無邪気に遊んでいた小学校時代を終えると、中学校という社会への登竜門が禍々しいまでの存在感をもって僕らの前に立ちはだかる。

 

上下関係は突如として厳しくなり、先輩の威圧感に怯え、同学年内においても当然のようにヒエラルキーが生まれる。


徐々に差が生まれていき、クラスのスタメン的存在である上位層とその下の当たり障りのない中間層、さらにその下にはスタメンと接することすら困難な底辺層が、誰に決められたわけでもなく確かに存在する。

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同じ階層の人間でなければ会話をすることも稀で、普段何をやっているのかも噂レベルでしかしらない。隣の席なのに途方もない距離を感じる。隣のクラスなどまるで異国だ。

 

大声で笑ったり叫んだり存在を誇示していいのはスタメンの人間達だけだ。中間層や底辺層の人間が同じことをやれば、調子に乗っていると判断され、直ちに非難の対象になり得る。それぞれがその空気を肌で感じ、それ相応の過ごし方を余儀なくされる。

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階層構造の境界線は曖昧ではあるが、上位層であるスタメンになるための条件は大体決まっている。まず運動神経に恵まれ、体育会系部活動の一線にいること。体育会系といっても概ねサッカー部、バスケ部、野球部、バレー部のいずれかの人間だ。次にイケメンで頭髪がおしゃれであること。あとは流行りの音楽の知識、ファッションブランドの知識があれば磐石だ。学力は毛ほどの効果しか発揮しない。仮にそれら全てが揃っている者が存在するとすれば、このヒエラルキーにおいてほとんど神としての立ち位置をものにすることができる。

 

以上のように一応の条件はあるが、こういったものは基本的に努力で身に付けられるものではない。運動神経や顔など生まれ持った素質がものを言う。中学校とは余りにも理不尽で、極めて不平等な場所なのだ。

 

 

 

しかし、そのような理不尽かつ不平等な世界の中においても、唯一対等な立場で、平等に実力を示せるものがこの世には存在する。

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

カードゲームだ。

 

 

 

 

ただの中学生に過ぎなかった僕らはカードを手にした瞬間から魔術師となり、モンスターや魔法を駆使しながら命を賭して戦う。その世界では上も下もない。ライフポイントを0にした者こそが真の勝者だ。

 

運動神経も、顔も髪型も、音楽やファッションの知識も、学力も一切関係ない。

 

大切なのはデッキの構成と戦術と運。


そして、熱い気持ちだ。

 

「俺のターン!ドロー!モンスターを召喚し、ターンエンド!」

 

そこでは教室では出せないようなテンションと共に大声を上げてもいい。それを咎める者はいない。理由は明確だ。各々が命を賭けて戦っているからだ。全力でぶつかり合い、お互いの存在を賭けて戦う。そこではアホもデブもゴミもカスも関係ない。平等な世界がそこにはある。

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そして激闘が終わったあとには、何とも言えない熱い感情が生まれる。

命を賭したもの同士、友情すらをも越えた何かが確かにそこにあるのだ。

互いに互いを認め合い、称賛と尊敬の意をもって握手をし、それぞれの住む家に帰る。

 

そして、翌日また元の生活に戻る。それぞれの階層の中で何事もなかったかのように僕達は生き続ける。

 

しかし、もう以前の僕らではない。それは互いにわかっている。

 

違う世界にいても何があってもそれだけは無かったことにはできない。

 

 

俺たちは命を賭けて戦った。

 

 

それだけは確かだ。

 

 

そうだ。

 

 

 

そうなんだ。

 

 

 

 

俺達はデュエリストだ!!!

 

 

 

 

おわり

最近の漫画の軟弱化が著しい

昨今、漫画やアニメの軟弱化が著しい。

 

[90年代までの漫画]

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[最近の漫画]

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一目瞭然だ。

 

最近の漫画やアニメは全体的に、線の細い絵で、目がキラキラのひ弱そうなキャラが主人公であることが多い。
バキとかドラゴンボールのような、男らしさを描いた漫画がほとんど出てこない。

 

なぜなんだ。

 

金儲けのため女子人気ばかりを狙っているのだろうか。
屈強な男に憧れる男子が減っているのだろうか。

 

格闘技ブームの終焉にしてもそうだ。
男らしさは断ぜられ、細チャラ男草食系イケメンが蔓延る時代に今まさに突入している。

 

このままこの文化が加速すれば、日本はヤバいことになる。

男子に対する価値観は変わり、女子は細チャラ男草食系イケメンを求め、やがてマッチョやブサメンは淘汰され絶滅。
軟弱化したイケメン中高生男子達は、トイレの鏡の前で茶色に染めた髪をワックスでねじり上げまくり、髪型を気にして休み時間のほとんどをトイレの鏡の前で過ごす。
体育会の部活動で汗を流すなんてダサいという風潮が生まれ、ほとんどが帰宅部化。
放課後は専らカラオケでイケてる女子達とソフトドリンクを飲みながらわちゃわちゃする。
日本古来の武士道精神や男気といったものは忘れ去られ、日本は軟弱な人間達で溢れかえり、自衛隊も例外ではなく誰も彼もみんな細チャラ男草食系イケメンになる。
もはや自衛能力を失った日本は欧米諸国に対抗する術はなく、植民地化は免れない。

 

何ということだ。

 

何故こんな恐ろしい事態になってしまったのだろうか。

 

誰が悪いかはわかっている。

 

犯人は明らかだ。

 

そう。

 

「少年ジャンプ」だ。

 

多感な時期の中学生にとって、少年ジャンプの漫画こそが憧れであり、人格形成を担うものであり、世界そのものである。

 

しかし昨今の漫画では、主人公は皆一様にチャラ男もしくは草食系のイケメン。
さらにたちの悪いことに、キレキレのガチマッチョ系キャラはだいたい悪役かクソ雑魚扱い。
内容はというと、たいてい線の細いイケメン主人公が何かしらのきっかけで覚醒して強くなっていくという流れだ。
そんな漫画は進研ゼミの漫画だけで充分だ。

 

 

こうした漫画によって価値観を形成された男子たちは当然、細チャラ男草食系イケメンに憧れを抱くだろう。髪を遊ばせ、今時の音楽を聴き、服装にこだわり、SNSで時間を潰し、スマホゲームに熱中する。

身体を鍛えようなどとは全く思わないだろう。

むしろ筋トレなどダサいことだと捉えられている可能性が高い。

 

 

本来の男の憧れを取り戻してほしい。

 

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こうではなく。

 

 

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こう。

 

 

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こうではなく。

 

 

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こうだ。

 

 

本来であれば、こういった屈強な男達にこそ男子は憧れるはずだ。

人間は古くは狩猟をし、力の強き者こそが上に立つ時代を長く生きてきた。

男子は皆、本能的にわかってるはずだ。

 

男子のみんな。

 

その軟弱な漫画を捨て、筋トレを始めよう。

 

本能を呼び覚ませ。

 

そう!そこの君!!オタク系男子筆頭格みたいな雰囲気の君だ!!!

 

クラスの人気者達やイケてるやつらをただ指を咥えて見ているだけでいいのか?!

 

人間としての価値は、頭髪や顔のかっこよさなどではない!!

もちろん、流行の音楽やファッションの知識量などでもない!!

 

 

大切なのは、心と身体。

 

心と身体こそが人間の全てだ。

 

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そう。オリンパスだ。

 

 

もう何を書いているのかわからなくなってきた。

 

 

もうどうでもいいから鍛えよう!!!

 

 

モチベーションが上がらなかったら、軍鶏を読もう!!!

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こいつはおすすめだ!!!

冴えないエリート秀才高校生が両親ころして、少年院入って、生き延びるために空手を身に付けてゴリゴリの悪になるっていう狂った話だ!!!

 

君ならできる!!!

 

以上!!!がんばれ!!!

 


おわり

熊谷真士さん1日店長デーに行ってきた話

2016/06/12日曜日、

あの例の「スタバでダベる女子大生~」で一躍有名になったブロガー熊谷真士(くまがい・まなと)さんが、1日店長をやるというので行ってきた。

 

店は、武蔵小山駅戸越銀座駅の間くらいにある「Browny」という店だ。カレーが名物らしい。

 

真士さんに会うのは2度目だったが、1度目でち〇こを見せ合うまでになった僕らの関係性は、もはやその辺の大学生カップルよりも遥かに深い。

 

カウンターに座るや否や、いきなり「熊谷真士特製カクテル」なるものを勧められた。

不明瞭な価格のカクテルをバーテン素人の彼が自信満々に勧めてくる。

値段を聞いても、意味不明な供述をくり返すばかり。


有名になるとこういったぼったくりビジネスを始めてしまうのかと不安になりながらも、僕は好奇心に負け頼んでしまった。

 

 

 

いくつか強めの酒を混ぜ、それに怪しげな液体を数種類加え、洗ったのかもわからないマドラーでかき混ぜたピンク色のその液体は、実に臭かった。

 

 

 

僕は思った。

 

 

 

(ぼったくられた!!!!)

 

 

 

と同時に、有名なカクテルは数多の先人達の失敗の上に完成した奇跡の品であることにも気付かされた。

 

 

 

しばらくして、入り口からそのカクテル以上にヤバそうな人物が現れた。

 

 

 

イスラム教徒の格好をした彼は、僕の横に座り、熊谷真士さんと話しはじめた。

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彼は、鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)さん、アラブではシャムス・カマルさんと呼ばれている人物だそうだ。


サラリーマンでありながら、日本とイスラム文化をつなげるような活動をSNS上などで行っており、中東の方ではかなりの人気者らしい。
向こうのトヨタのCMにも出ているとか。向こうの国の偉い人が集まるパーティーに呼ばれて行ったとか。

 

かなりのやばさだ。

 

鷹鳥屋さんは他にも、アラブの出会い系では女性の写真は目しか見えないとか、向こうでナンパ的なことをしたい場合は連絡先を書いて落とし文をするとか、ヤバいこととか、ヤバいことなど、イスラム圏の様々なヤバいことを教えてくれて大変勉強になった。

 

シャムス・カマルさんはもちろん酒を飲まなかったが、シンプルに飲めない体質でもあるらしくイスラム文化が合っているんだとか。素晴らしいことである。

 

 

一方で、僕や熊谷さんや他のお客さんたちは酒を飲みまくり、超久しぶりにニンテンドー64のスマブラをやった。

皆で個人戦とかチーム戦とか色々やり、非常に楽しかった。

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今回、長年のブランクと飲酒で操作ミスが多くなってしまい、熊谷真士氏(ドンキーコング)を調子付かせる結果となってしまったことが大変悔やまれる。

次はボコボコにしたい。

負けたやつがテキーラショットを自腹で飲むというルールで。

 

 

 

 

それにしても本当に色々なメンバーがいて楽しかった。

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そのあと皆酔いがさらに回ると、わっしょいわっしょい、おっぱいわっしょーいな感じでカオスだった。記憶も曖昧だ。

 

 

とりあえず、熊谷真士氏はもうこれ以上ないほど調子に乗っていた。それだけは覚えている。挑発がすごい。それもこれもあのスマブラが原因だろう。

 

 

また熊谷真士さんと飲みたい、というか勝負したい。

というか全身全霊でボコボコにしたいPRIDEルールで。

 

 

穏やかではない話はさておき、 

Brownyは「熊谷真士特製カクテル」以外、本当におしゃれで気楽な感じの良い店なので、ぜひ行ってみてほしい。

Browny (ブラウニー) - 武蔵小山/カレーライス [食べログ]

 

 

 

おわり

クレイジーな侍に遭遇した話

先日の深夜、僕はとんでもない人物に遭遇した。

 

名は伏せるが、彼は突如とある新宿のバーで肩に猫を乗せて現れた。

いきなりとんでもない登場だ。

しかも侍のような怪しげな衣服と草履、黒髪ロングヘアーに髭を蓄えた奇抜な風貌だった。

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一人カウンターでハイボールをちびちび飲んでいた僕は、突如現れたその侍に興味を持たずにはいられなかった。

 

何なんだろうこの人は。
かなりやばそうだ。
僕の好奇心は爆発し、気が付けば話しかけていた。

 

すると、色々話してくれた。

 

まず侍は現在、浅草の料理人で、某有名事務所の故A会長のいとこ?にあたる人物であるとのことだった。一時は、有名なホストクラブ愛のNo.1で、あの城咲仁が後輩だったとか。

 

 

(う、うそくせー・・・)

 

 

見た目の怪しさも手伝ってか、嘘臭さは倍増していた。

 

さらに話を聞くと、侍は今48歳で、高校を中退し16歳で単身アメリカに渡ったらしい。敢えて治安の悪い地域にアパートを借り、何をするでもなく街をぶらぶらしていたそうだ。かなりクレイジーだ。

 

その頃はまだ人種差別の残る時代だったらしく、いわゆる黒人の人達も生きるために強盗などする場合もあったという。

当時、日本人は金持ちであるというのが世のステレオタイプだったようで、単身暮らしていた侍の家にも強盗が押し入り、金品をごっそり奪われたらしい。

しかも、1度のみならず4度も同じ強盗グループが押し入ってきたというのだ。

4回目の時はさすがにブチ切れたらしく、銃を持っていたリーダー格の人物に死をも覚悟で殴りかかったらしい。

 

そうしたら何やかんやで、強盗グループと落ち着いて話すことになったらしいのだが、彼らは、実は私利私欲のために強盗しているわけではなく、貧乏な子供達にお金を分け与えるためにやっているのだと言う。

まるで日本の鼠小僧みたいな話だ。英語だったら「Rat Boys」だ。ちょっとかっこいい。

 

侍はその話を聞いて、「強盗は良くないから仕事をしろ」と提案したらしい。
しかし、彼らが言うには「きちんとした住所がないと働いたりできない」と。
そこで侍はこう提案したという。

侍「ウチくるっ?!」

強盗「いくいく~!!!」

まあ、細かい台詞は定かではないが、とにかく、それからはそのアパートを彼らグループに開放したそうである。

 

とんでもない懐の広さだ。完全なる悪ではなかったとはいえ、強盗グループと一緒に暮らすなんて。しかも、リーダー格の人が学校に通うためのお金を、侍が自らのおじいちゃんに頼んで出してもらったそうだ。1000万も。

てか、じーちゃんくそ金持ちだな!!!!バブル時代ってそういう感じなのか??

 

そんなこんなで、元強盗グループの人々はその後、皆ちゃんとした道を生きたという。
特にリーダー格の人とは今でも家族ぐるみの付き合いだとか。

 

 

その後アメリカを離れた侍は、オーストラリア、中東、日本など世界各地を制覇する旅に出たそうだ。徒歩で。

 

その道中、野蛮な民族に槍で脚を攻撃されたり、戦地では銃で脚を2発程撃たれたあげく捕虜にされたり、日本の山中では猪が突進してきたところを前足をガッとやって首をボキッと折って倒して食料にしたとか。

 

もう色々と、ハンパじゃなさすぎる。
ウルトラマンスタンプラリーごときで心折れかけていた自分が恥ずかしい。

 

肩に乗っていた猫のマイ(♀)は、日本の旅の最中に捨てられていたのを拾ってそれから一緒に旅をしたそうだ。彼女も山中でキジを倒したことがあり、それを一緒に食したなんてこともあったようだ。

彼女はもう20年も生きており、今では一緒に大道芸などもやっているという。

 

 

これだけリアリティ溢れる話を聞くと、もう全て信じるしかない。何より見せてくれた身体の傷が真実を物語っている。

まさに歴戦の猛者。聞けば侍は幼少時代から叩き込まれた格闘術も持ち合わせていると言うし。
・・・もう一体何者なんだよ!!漫画か!!!!

 

 

 

侍は酒を飲みながら以上のようなクレイジージャーニーな話をしてくれたのだが、たびたび格言のようなものも合わせて言っていた。

 

 

 

「目には見えないものを見れるようになれ」

 

 

 

いや、漫画か!!!!

 

 

 

でもめちゃかっこいい。目には見えないものを見る・・・。

正直何のことを言おうとしているのかさっぱりわからなかったが、何となく深い言葉だ。

 

 

 

その後、侍は酔ったのか、行きつけだというキャバクラの話をし始めた。
新宿西口にレベルの高いキャバクラがあると。

 

僕は店の名前を聞きスマホで調べたが、ホームページらしきものが出てこない。

 

「本当にちゃんとした店なんですか?てか、西口でキャバクラってあんまり聞かないですし・・・」
と僕は疑いの眼差しを向けた。

 

すると侍は言った。
「わかったよ!!じゃあその店に連れてってやるよ!!俺が口を聞けば3000円でいけるから!!!」

 

「え?いくんですか!??今から???」

 

「疑うなよ!!信用させてやるよ!!いくぞ!!」

 

そう言うと、僕はその店に半ば強引に連れていかれた。


店に着き、侍がボーイに交渉し本当に3000円で入ることができた。
確かに高レベルな美人揃いだったように思える。

 

「疑ってすみませんでした!!本当の話だったんですね!」

 

「だから言ったろ?!目には見えないものを見ろって!」

 

「え・・・?あ、はい!!そうですね!!!」

 

 

ここにきて、僕はようやくあの言葉の真意が理解できた。

 

 

「目には見えないものを見れるようになれ」

 

 

目には見えないものを見るとは、

キャバクラの優良店を見抜く力のことだったのである。

 

 

 

おわり

裸の王様~孤高のデブ~

僕の通っていた中学校には、以前も書いたとおりデブ四天王(D4)がいたが(デブとデブの話)、それに属さず孤高を貫く一人のデブがいた。

 

 

彼の名は「よしお」

 

 

白い肌に細い目。そして、生粋のゲーマーだ。幼少の頃から単3電池が4本も必要な、あの黄色い画面の初代ゲームボーイを巧みに操っていた。

 

僕とは幼稚園からの付き合いで、中学時代の部活(卓球部)も一緒だった。
何故か彼は体育や部活動のとき、体操服の胸の部分を引っ張り汗を拭う癖があったため、その部分が常に黒ずんでいた。
僕らは胸のその部分を「ブラックホール」と呼び、たびたび主将の青木さんが吸い込まれていたのを覚えている。

 

 

初夏。僕らは衣替えを終え、白いワイシャツに黒い学生ズボンで通学していた。

 

その日、僕はよしおと二人で下校しようとしていたが、登校時には降っていなかったはずの雨が降りだしていた。

 

僕は傘を持ってきていたのだが、よしおは持ってきていなかった。

 

「一緒に入る?」

 

「いや、いいよ」

 

実際一緒に入ったところで、彼の巨体はほとんど傘の外に出てしまうだろうことは一目瞭然であったが、こういうものは得てして社交辞令である。

 

僕は傘をさして歩き、よしおは雨に打たれながら歩いた。

 

歩いて10分程経った頃だろうか。僕は異変に気が付いた。
横を歩いていたよしおが突然、上半身裸になっていたのである。

 

(え??なんで??!急に??!)

 

僕は突然の事態に動揺したが、よく見ると襟と袖口がある。

僕はようやく理解した。

ワイシャツが雨で透けて素肌にぴったりと貼りついた結果、裸に見えていたのである。

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パッと見は本当に裸だ。ただの変態である。

 

 

すれ違う人々が、よしおを見て一瞬ビクッとする。
無理もない。雨の中を傘もささず、一見上裸のデブが歩いてくるのだ。そりゃあビビる。

 

 

よしおはそんなことは気にせず、恥じらう様子もなく堂々と歩き続けている。

その姿はまるで裸の王様だ。

「おれは馬鹿には見えない服を着ている。裸に見えるやつが馬鹿なのだ。」

そう言わんばかりの勢いだ。

 

 

もう完全にあほだ。

 

 

しかし1つだけ学んだことがある。

 

 

ワイシャツの下には肌着を着た方がいい。

 

 

おわり

君にメロンメロンサワー問題について

以前、友人たち数人と居酒屋に飲みに行ったときのこと。

ドリンクメニューの中に「君にメロンメロンサワー」という飲み物があり、それを注文した時の話だ。

 

予め言っておくと、「君にメロンメロンサワー」なるものは何の変哲もないメロンサワーである。
他の飲み物は普通の名前なのに、メロンサワーだけが何故か「君にメロンメロンサワー」という名称だった。

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※写真はイメージです。

 

 

意図がわからない。ノリでつけてしまった名称なのだろうか。

 

いや、注文する時にさりげなく「君」に好意を伝えるために使うための飲み物なのかもしれない。

 

だとしたら、この「君」とは一体誰を想定しているのだろう。

 

かわいい店員さんか?

 

一緒に飲みに来た女の子か?

 

もしくは、店内の誰か気になる客か?
その客に一杯おごり、「あちらのお客様からです」などと言ってもらう例のあれ用なのか?

ていうかあれ現実にやる人いるのかな?やったらどうなるんだろう。
近所のジャズが流れてるそれっぽいバーでやってみたいけど、ジャージにタンクトップのくそ野郎がドヤ顔で飲み物をおごってきたら、シンプルにドン引きされそうだからやめとこう。

 

 

まあ、そんな冗談はさておき、本題に入ろう。

 


「君にメロンメロンサワー」についての最大の問題は、その名を声に出すのが恥ずかしいという点にある。

 

単にメロンサワーと言っても問題なく通じるとは思うが、「郷に入りては郷に従え」という諺もあるように、その店の正式な名称で注文するのがやはり筋というものだろう。

 

例えばサイゼリアでは、たらこスパゲッティとは言わない。

「タラコソースシシリー風」なのだ。

言いづれぇよとか、シシリー風って何やねんとか、しねとか、デブとか言ってはいけない。そういう名前なのだ。

 


とにかく、僕は店員さんを呼び、君にメロンメロンサワーを注文することにした。

 

 

僕「君にメロンメロンサワー1つ下さい!!!」

 

 

女子店員「はい、メロンサワー1つですねー」

 

 


うおおおおらあああああああ!!!!!!!!!!!!

何略してメロンサワーって言ってんだよこらああああ!!!!!!
「君にメロンメロンサワー」って言えよっ!!!!!!!!店員は絶対に言え!!!!!!
こっちはお前らのルールに合わせてわざわざ恥ずかしい名前で注文してんだよ!!!
それをなんだ??!略すなら何のためにこんなワケのわからない名前をつけた??!!
客をはずかしめるためなのか??!帰れ!!!!

 

 


まるで、社会の授業で「タイの首都は?」という問いに対し、正式名称で意気揚々と

クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」

と答えたら、

「え・・・・・・バンコクでいいんだよ・・」

と言われてしまった感じだ。はずかしい。

 

 


いや、この場合はもっとたちが悪い。


「君にメロンメロンサワー」などという恥ずかしい名称をメニューに書き、客にその名での呼称を半ば強制している。

にも関わらず、その恥ずかしい名で注文すると、肩すかしのように略した名称で確認される。

 

 


「え・・まじでそれ言うの・・・きも・・・・普通にメロンサワーでいいし・・」
と言われているかのようだ。

 

 


人権を踏みにじる行為、決して許されるものではない。

 

僕はその時のトラウマで、サワー類を注文できない体になってしまった。

 

もう二度と同じ悲劇を繰り返してはならない。

 

僕はこの類の問題を、「君にメロンメロンサワー問題」と呼び、

委員会を発足し、解決に向けて全力で戦っていく所存だ(嘘)。

 


おわり

 

千葉大学周辺に行って後々驚愕した話

1、思い出のラーメン屋

 僕は千葉大学大学院・基盤理学専攻・物理学コースの出身だ。

まあ要するに昔は千葉大学の学生だった。

 

2016年3月13日(日)、
その当時行きつけだった「ラーメン大地」に行ってきた。

 

場所は僕が下宿していた千葉の稲毛区穴川という所だ。
千葉モノレールの天台駅付近で、なかなか辺鄙な場所である。
新宿から電車で1時間はかかるわけで、ラーメン代よりも交通費の方が高くつく。

 

それでも無性に食べたくなり足を運んだ。

 

3年ぶりくらいに食べたが、ここのラーメンはやはり絶品だ。

資本主義の犬と化した、チャラついたラーメン屋には到底出せない味だ。

 

長時間煮込んだ鶏がらや野菜のコクのあるスープ。中細麺との相性は抜群。
スープは乳化が進んでおり、こってりしているのにくどくない、やさしくマイルドな味わいだ。
(塩ラーメンがおすすめ!ちなみにここのラーメンスープを使ってつくるカレーも実にうまい)

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辺鄙な場所なのに、8年間も続いているのにはやはり理由がある。

久々に会う店長と暫く千葉のラーメン事情について話に花を咲かせた後、一緒に写真を撮った。

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こうして、この西千葉小旅行の目的は達成され、自己満足した僕は店を出た。

 

[ラーメン大地 ホームページ]

www2.tbb.t-com.ne.jp

 

 

 

 

 

【2、大家さんとの偶然の再会】 

 帰り道、かつて僕が下宿していたアパートの前を通ると、偶然親戚のお見送りをしていた大家さん夫妻に出会ってしまった。

そそくさと逃げ去る訳にもいかず、挨拶をすると僕の事を覚えてくれており、大家さん宅に上がりお茶をいただくことになった。

 

正直かなり焦った。

 

そんなに深いつながりがあった訳ではないし、一体何を話せばいいのだろう。

 

ラーメンをお腹いっぱい食べてきたと伝えると、お茶請けになかなか厳ついモナカ的なやつを下さった。
ありがたくいただくと、さらにホワイトデーのお返しに旦那さんが買ったというおしゃれスイーツを下さり、「食べてみて」と言うので「おいしい、おいしい」と泣きながらいただいた。

 

正直かなりしんどかった。

 

旦那さんと20分ほど世間話をしたが、
僕の全ての血流は胃に集中し、意識朦朧としていたため記憶が曖昧だ。
確か以下のような内容だったと思う。

  • ゴルフは最高におもしろい。
  • ゴルフはきちんとプロにレッスンを受けた方がいい。
  • 人工知能の進化が著しい。
  • 人間が機械に支配される日も近いかもしれない(審判の日)。
  • 最近の女子プロゴルファーは美人が多い。


ぼくはこれらの話を聞きながら、適当に話を合わせ、気絶しないように意識を保つのがやっとだった。

何とか無事に世間話を乗り切った僕は、最後の力を振り絞り一緒に記念撮影をした。

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玄関で大家さんに見送られ、僕は深々とお辞儀をした。

正直ものすごくホッとしたのを覚えている。

 

 

 

 

 

【3、驚愕の事件現場】 

 その後、かつて毎日のように皆で麻雀をやっていた元友人宅(通称みつる家)前を、ノスタルジーに浸りながら歩いた。麻雀がすこぶるやりたくなった。


暫く歩くと、いつも麻雀をやる前に酒やら食料やらを買い込んでいたサンクスが潰れていた。泣いた。

 

正直泣いてはいない。

 

しかし感慨深いものがあったので、その跡地を写真に収めた。

 

その二週間後、僕は驚愕の事実をニュースで知ることとなる。
このサンクスがあった建物があろうことか、あの例の女子監禁事件の現場だったのである(寺内容疑者のやつ)。

 

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普通なら写真に撮るような場所でもないのに、偶然にもこの時期に千葉に行き、偶然にも写真に収めていた自分にめちゃくちゃ驚いた。

 

 

これは正直本当に驚いた。

 

 

犯罪はよくない。

 

 


おわり

デブとデブの話

僕が中学生だった頃の出来事なのだが、今でも忘れられないことがある。

 

それは確か授業の間の短い休憩時間に起こった。

 

当時、僕が通っていた藤枝中学校の同学年には、四人ほどの肥満児(BMI30越え)がおり、漫画“花より男子”で言うところのF4、いやD4的な存在感で他を圧倒していた。

 

そのD4の二大巨頭である、
“せいちゃん(BMI35)”と“KAZUSHI(BMI38)”
そして僕を含む取り巻きの連中数人(平均BMI19)が廊下でダベっていた時のことである。

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何の脈絡もなく、突然せいちゃんがKAZUSHIに対して

「このデブ!!!」

と言い放った。

 

 

 

 

それを聞いて、僕らは皆一様に思った。

 

(確かに…)

 

 

 

 

しかし、その理不尽な発言に対しKAZUSHIも言い返す。

「お前だってデブじゃねぇかよ!!!」

 

 

 

 

それを聞いて、僕らは皆一様に思った。

 

(確かに!)

 

 

 

 

更にせいちゃんが反論した。

「デブから見てもデブはデブなんだよ!!!!」

 

 

 

 

この発言を耳にした瞬間、僕の全身に強い衝撃が走ったのを覚えている。

 

 


デブから見てもデブはデブ…

 

 

 

デブから見たらデブは相対的に痩せて見える。そんなこと無論あるわけがない。

 


当然と言えば当然の事にも関わらず、初めて知る事実であるかのように新鮮だった。
こういうのをコロンブスの卵と言うのだろうか。

 


相対性理論によれば、光速はどの観測者から見ても不変だという。
誰から見ても光の速さは一定。BMI値も一定。物体の静止エネルギーはE=mc^2。
つまり、誰から見てもデブはデブなのだ。

 


しかしながら、「デブから見てもデブはデブ」であることを明言したデブが歴史上他にいただろうか。

この事実に気付かずに志半ばで倒れ死んでいった人間がどれ程いただろう。

 


自分の事を棚に上げるという言葉など、この発言の前には何の意味も為さない。
事実を事実のまま言って何が悪い、言いたいことがあれば言う、改革に必要なら傷付く事も辞さない。
そういった幕末志士的な思想さえ感じた。

 


廊下で起きたこの革命について、覚えている者は僕以外にいないかもしれない。
しかし、この出来事が僕の人生に多大なる影響を与えた事は確かだ。


ありがとうせいちゃん。ありがとうKAZUSHI。

 

 


そして、最後に僕は言いたい。

 

 

「デブとかそういう言葉はあんまり使わない方がいいよ!」

 

 

おわり

 

 

 

【参考】BMI値について

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