ぱいんはうす岸英明の「世界はグーチョキ天パー」ブログ

ぱいんはうすの岸英明です!悩める天然パーマ達の味方です!世界はグーチョキパーで皆違うからあいこでしょ?ふんわり日常の思ったことを書いていきます。

スマホによる人類の退化~おふくろ、もう一杯

スマートフォンが普及している昨今、僕たちは知らないことがあればすぐにググってしまいがちだ。僕も例に違わずそのうちの一人である。
 
 
先日、テレビを見ていたら武田鉄矢さんの何とも味わい深いナレーションで送る「おふくろ、もう一杯」がやっていた。
かなり昔からやっているから知っている人も多いと思う。
内容としては、全国の汁もの系料理を紹介するというものなのだが、現在減量中の僕としては地獄のような番組である。しかし、あまりに美味そうなこだわり料理についつい見入ってしまう。
 
 
僕はその番組を見ている最中、ふと思った。
「おふくろ」とは一体どうゆう由来の言葉なのだろうか。
母親を意味する言葉であることはもちろんわかるが、何から来ている言葉なのか疑問に思った。
 
ルーティンワークのようにスマホを取り出し、ブラウザを開き検索しようとしたその時だ。「本当に調べてしまっていいのか?」何者かが僕に囁いた。
 
「わからないことがあれば考える努力もせずすぐに調べてしまう。それは単なる思考の停止じゃないのか?」
 
そう問いかけていたのは他ならない僕だった。
確かに現代に生きる僕たちは一見してわからないことに対し、考えもせずにすぐにその答えを求めてしまう傾向にある。これは脳の衰退、想像力の低下、ひいては人間という生物の退化につながる由々しき事態なのかもしれない。
 
 
僕はそっとスマホをしまい、「おふくろ」の由来について思考を巡らせた。
 
最初にまず考えたことは、ひらがな表記のこの「おふくろ」は、漢字にして「お袋」で良いのか。もちろん正解は分からないので、可能性の高そうな「お袋」であるという方向で話を進めよう。
 
【仮説1:おふくろとは有袋類から由来している】
単純に袋をもつ生き物であると考えた時に咄嗟に浮かんだのは「有袋類」のことである。有袋類とは、カンガルーやコアラ、カモノハシなどオーストラリアにしか生息しない一部の動物のことである。彼らは母親がもつ袋で子供をある時期まで育てる。このことから母親のことを「お袋」と呼ぶようになったのではないか。
 
【仮説2:買い物袋をもつのが母親だから】
八百屋や魚屋などに行って買い物をし、その商品を入れた「袋」をもつという母親のイメージから来ているのではないか。
 
【仮説3:子宮をもつ生き物だから】
もつ焼きやホルモン屋などに行くと、豚の子宮のことをコブクロという。女性の持つ子宮、これを袋と呼び、母親のことを「お袋」と呼ぶようになったのではないか。
 
ざっと考えを巡らし、以上の仮説を僕は立ち上げた。
ここまで来てやっとスマホの出番だ。考えられるだけのことは考えた。
さあ、正解を確かめようじゃないか。
 
 
 
え???
諸々諸説あるようだけど仮説3がほぼ当たってるじゃあないか!!!
おらああああああああああ!!!!!!!
 
普通に調べるより全然うれしい!!!何かうれしいぞこれは!!!
 
 
文明の利器によって便利になりすぎた昨今、人間の想像力は急速に低下していっているのかもしれない。
知能だけなら僕ら人間はもはや、AIを搭載したコンピューターに負けてしまう時代だ。文明が進めばターミネーターの世界が現実となる可能性も否めない。進化したSiriやPepper君に世界が支配されてしまうのだ。
 
 
人類よ、今こそ立ち上がれ。
安易にスマホに頼らず、自分の頭で考えようじゃないか。
人間にはその力がある!!!想像力こそが人間力なのだ!!!
敢えてもう一度言おう!
人類よ、自らの頭で考え、立ち上がれ!!!
 
 
 
 
実際やってみて面倒くさかったので、僕はすぐにスマホで調べることにします。
 
 
 
 
おわり