ブタさんをバカにするなぁ!!!
この日本において、豚(ブタ)という言葉は何かと悪いイメージをもって使われることが多い。
人に向かってシンプルに「豚」と言った場合、それはどう考えても悪口として認識されるだろう。
例えば、「金髪ブタ野郎」、「メス豚」、「豚に真珠」、「飛ばねえ豚はただの豚だ」、「ブタ(役のない手札)」
など豚という言葉はやはり良くないイメージのもとに使われてしまう。
豚という言葉に対して皆が持つ一般的なイメージは、恐らく「デブ、ブサイク、不潔、無能」といった具合だろう。
しかしながら、それは豚という生き物の実態とは全くかけ離れたイメージである。
豚は実に優秀な動物であり、皆の認識は間違っていると言わざるを得ない。僕は豚という生き物に敬意を表し、これ以降はきちんと「さん」付けし、「ブタさん」と呼ばせてもらう事にする。
そして間違った認識をひとつひとつ正していきたい。
・デブ
ブタさんの体脂肪率をご存知だろうか。
家畜として飼われているブタさんでさえ体脂肪率は14~18%だという。
これは成人男性の平均的な体脂肪率15~20%並みだし、女性だったらトップモデルクラスだ。どう考えてもデブではない。
・ブサイク
本当にブタさんはブサイクなのか。確かにちょっとブサイクなブタさんもいるかもしれない。しかし、それは人間でも同じだと思う。というか顔の良し悪しなんてものは各々の価値観だ。基本的にはブタさんはかわいく、めちゃくちゃ愛くるしい顔をしていると僕は思う。特に映画「ベイブ」のあのブタさんはもう本当に可愛くてかわいくて一緒に寝たい。
・不潔
それは人間が劣悪な環境で飼育してるからだ。動物に不潔もくそもあるだろうか。そもそもブタさんはものすごくナイーブな動物らしく、不衛生な環境では病気になってしまうそうだ。ブタさんは本当は綺麗好きなのである。
・無能
ブタさんのどこが無能なのだろう。高級食材トリュフ探索の役に立ち、犬と同様に芸も覚えるというのだ。決して無能などではない。
以上からわかるように、ブタさんの悪いイメージというのは全くの事実無根であり、ただの虚像にすぎない。
むしろ、このブタさんに対する正しい認識が広まれば、自ずと「豚」という言葉は良い意味のもとに使われること請け合いだ。
「豚」という言葉は、「スマート、イケメン・美女、清潔、有能」など様々な良いイメージを含有する最上級の褒め言葉になるだろう。
イケメン俳優やマッチョや知識人や美女モデルなど何か秀でたものを持っている人々に対しても「豚」といった表現がやはり一番しっくりくるようになるし、今までマイナスの意味として使われてきた言葉は、全く別の意味合いを持つようになる。
先に上げた例について言えば、
金髪ブタ野郎 ⇒ スーパーサイヤ人
メス豚 ⇒ トップ美女モデル
豚に真珠 ⇒ 鬼に金棒
飛ばねえ豚はただの豚だ ⇒ 飛ばなくてもただの豚で十分だ
ブタ(役のない手札) ⇒ ロイヤルストレートフラッシュ
上記のような意味に変わってくるに違いない。
ところで、なぜ僕はこんなにもブタさんの肩を持つのだろう。
家族にブタさんがいたとか、ブタさんに命を救われたことがあるとかそういう経験は全くない。
自分でもわからない。
「過ちて改めざる是を過ちと謂う」という諺がある。
僕はブタさんの悪いイメージが実際と違うことを知ってしまった。
間違っていると分かっていて何故正さないのだろうか!!!それこそが本当の過ちではないだろうか!!!!ブタさんがこれ以上バカにされるのをただ黙って見ているわけにはいかない!!!
だから言いたいっ!!!
ブタさんをおおおお!!!!
バカにするなあぁぁあああ!!!!!
!!!!!!!
狂いました。
おわり